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ツンデレ彼女。

第4章 豹変美来ちゃん

じゃーなと言って賢人は教室を出ていった。
みゆがまだにやにやしたまま話しかけてくる。

「美来、気づいてる?」
「えっ、何のこと?」

ははーんと言ってみゆはなんでもないと言わんばかりに帰りの支度を始めた。
ええっ、なになに!?気になるんだけど!!


♢美優ver.
気づいてないなんて、ほんとに恋愛経験ないのかも。
賢人と話しだしてから、終始顔が緩んでて赤くしちゃって。これ絶対恋でしょーお。一目惚れってやつか!?彼女歴聞いてくるあたりで、まああたしはおっ?て思ってたけどね。
面白くなりそーだー♡

「美来、電車ー?」
「あ、うーんとなんてゆーか…車…?」

なるほど、そうだった。この子お嬢様か笑。でもそのわりに話しやすい子だったな…あれっ、そういえば、噂ではお嬢様お嬢様してて近づきがたい感じって聞いてたけど、全然そんなことないじゃん!心開いてくれたのかな?笑

「あ、そっかーそうだよねえ…」
「よかったら送ってくよ??」
「えっまじ!?ちょー嬉しいかもそれ!図々しいけどお願いしていいですか」

にこっと笑う美来。かわいいな…こりゃモテるわ……笑

あたしたちは校門へと向かった。

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