
はぴねすっ!!!?
第38章 そして固まっていた気持ちが溶け出す。
そして二人は嵐のように去っていった。
会場は騒然としている。
「た、大変申し訳ありませんでした!
では、準備の方が整いましたので、佐渡川さん、お願いします。」
謎の二人に注目してた人々も直に視線を戻し始めた。
直は
笑ってた。
「直!!」
気づいたら私も立ち上がってた。
「わっ!つ、椿ちゃん!!座って?!」
優さんは焦ってるけど.....ごめん。無視。
言葉をかけるつもりはない。
だってもう直は大丈夫だから。
直は私に焦点を合わせる。
そして、グッとピースサインを出しニヤッと笑う。
俺が負けるわけねぇだろ?たのしんでやらぁ!
そう、いってる気がした。
