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理想と偽装の向こう側

第18章 永久と再会

どうしたら…あんな瞳で前に進めるのか…。



走り出せるのか…。



人を巻き込む、強い引力の様だった…。



あの子なら、教えてくれるだろうか?



「会えるかな…また…。」



暗闇に、小さい希望が光だす。



「光花…君の願いを叶えたら…君の生きた証になるかな?」



それなら前に、進んで行こう。






川のせせらぎに、掻き消されるように呟く俺を月明かりは、優しく照らしていた。 


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