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理想と偽装の向こう側

第8章 絶対服従

私と関係持つ前、女遊びをかなりしてたらしい。 



百戦錬磨までは、いかないだろうけど、私なんて掌で転がせる程度だろう…。



いつも一方的だ…私の気持ちなんて、嘉之には何の価値もないんだ…。



改めて突き付けられる現実。



会って間もない小田切さんの方が、何倍も分かってくれてるし、労ってくれる。このままヤラれたくない…。



でも、服は脱がされていく。



その時、口から指がやっと抜け、濡れた指先で胸を弄られる。



「あっ…やっ!本当に…今日は…やめ…あっ…。お願…いっ!」



嘉之が、目が合うところまで頭を持ってきた。



「やめねぇ~し、帰さないって…。香織も結構感じてキテるだろ…。」



そう言って、また不敵に笑い口づける…。



ダメだ…終わるまで帰してもらえない…。



小田切さん…助けて…。



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