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理想と偽装の向こう側

第6章 予測不可能

金曜日



すっかり毎週、ピンポンダッシュ状態で帰るのが定着してきた。



うどんの為に急いで帰ってる私って、どうよ?



でも、身体は勝手に走り出す。



マンションに着いて鍵を開ける。



「お帰り、香織ん!」



今日は、小田切さんが先だったか!!



別に競争している訳じゃないけどね。



「着替えてくる!」



「動きやすい格好でね!」



「んっ?」



うどん打つからかな。



急いで手洗いし、言われた通り動きやすい格好に着替えて、エプロンを着ける。 

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