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理想と偽装の向こう側

第21章 逆転

眼を細め見下すように、嘉之は睨み



「じゃあ…せいぜい頑張れよ。気絶させてでも連れてくよ。」



「し、しなわよ!」



「まだ時間は、あるからな…。」



不敵な笑みを浮かべ、私の顎を掴み無理矢理、口付ける。



くっ…。



「クチュ…。」



「やっ…。」



態とらしく、音を立ててる…。



嘉之が、しつこくキスしてる間に考えなきゃ。



あっ…あれを何とか!



足をもぞもぞさせると、嘉之の足が引っ掛かり、足首の布が取れた。



やった!

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