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妄想しながら素直になろうよ

第9章 映画で妄想

持ち上げては引き落とす。
突き上げる自分の腰の動きも連続して、王子の中を目一杯味わった。


蕩けるように熱く絡みつく内部に、息をするのも忘れる程のめり込みその動きを激しくした。


「あーっ、あぁ・・きもち、いぃ・・加瀬宮ぁ・・いい、よぉ・・」

激しく上下に揺らされながら、王子はトロンとした顔で囁いた。

中を擦られ、最奥を抉られ、前立腺を揉まれて、王子は脱力しながらも全身を震わせた。


「っく・・出しますよっ・・っぅ」


一番奥深くまで突き刺し、ドプリと粘性の強い液体を放った。












「加瀬宮、ありがとう。すごく楽になった」

しばらくして、生きも絶え絶えだった王子が、深呼吸を一つして立ち上がった。

「大丈夫ですか?」

「うん、お前が力をくれたから、もうなんともないよ。守護体結構大きくなったな」

「はい。まだまだ完全ではないですけどね。あの幼木からしたら天と地程の妖樹になりましたよ」


王子は困ったような顔をして、微笑んだ。


「俺の生気がもっと強いモノだったら、もっと早く成長させられるのになぁ」


「もともと、王子の生気はかなり強いんですけどね。ここのところ連日分けてもらってるから、薄くなっているかもしれませんね」


確かに、毎日王子は蔦からの凌辱をうけ生気を吸われ続けている。
体力は俺の力のせいで元には戻るが、生気自体は疲弊して来ているのだろう。
森の再生に焦りすぎた俺のせいだ。



目の前で微笑む王子をきつく抱きしめた。






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