無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

蔦の絡みついた王子にそっと手を伸ばす。
蔦ごとぐっと握り込み、上下にスライドしてやると腰がヒクリと突き出された。


「気持ちいいですか？」


耳元で甘く問いかけると、ガクガクと首が上下に振られた。
素直に気持ちいいと応えてくれる。

蔦に絡め取られたゴツゴツとしたそれを、勢いよくしごいてあげた。



「いぃ！あぁぁっ・・おかし、くなっ・・ちゃ！っはぁ！やぁっ・・だめぇぇ！」



膝をカタカタ震わせて、王子は二度目の絶頂を吐き出したようだった。
今度も吸引し続けている蔦に全てを啜られ、見ている限りではその証は放出されなかったのだが。




守護体は王子の生気で、再び勢いよく成長を始め、とうとう一抱えもある立派な木になっていた。



それでも尚、蔦は生気を欲し王子の身体を弄り続ける。

足を抱え上げ、後ろで息づく秘部を大気に晒すように広げていく。
ゆるゆると開閉を繰り返すそこは、まるで何かを誘っているかのようですらあった。


蔦の一本が開閉を繰り返す蕾をつつき、吸盤のような先端の口をそこにあてがった。



「ああぁっ！やぁっ・・そこ、だめ・・やっ、吸っ・・ちゃだめぇ・・」


入り口を吸われ、えもいわれぬ感覚が王子を苛む。

今まで体感した事のない未知の快感が、背筋を駆け抜け全身を巡る。
震える王子自身から、絶え間無く溢れ出る粘液がその刺激の強さを示していた。


「ああっ、っぅふ・・んぁぁぁっ！やぁ・・め・・」


蔦が蕾をゆっくりと押し広げ、その内部に潜り込もうとしていた。
蕾のひだは徐々に伸びて蔦を受け入れようと広がって行く。

痛みは全くなかったが、内壁を押し広げられる感覚に王子は身を悶えさせた。

足の間の熱を孕んだ雄は、鈴口を咥えられ根元には蔦が捩じるように回転しながら絡みついている。



何も考えることはできなかった。
唯、与えられる刺激を快感に変換させて、震えるように喘ぐ事だけで。



「ぁぁぁっ・・だめ・・もぅ・・む、り・・やぁぁぁっ！」


泣きながらビクビク身体を痙攣させているが、達しているのかどうかはわからなかった。