無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

絡む蔦は細いものばかりで、局所的な鋭い刺激を無数に送ってくる。
自分の意思とは関係なく、その度に腰がピクリと反応してしまう。


「あぅっ・・あっ、ぁぁ・・」

胸の尖りは何度も何度も弾かれては捩られ、下から這い登り肌をこすって行く蔦の軌跡に、声が途切れる事はなかった。



蔦の一本が、粘液の溢れてくる先端の入り口めがけて飛び込んで行った。
すんなりと入り込めないのか、細い身をうねうねと動かし、ゆっくりゆっくり潜り込んで行く。


「あっ！やあぁぁっ！だ、めぇ！いやぁ・・そ、んな・・はい・・っちゃ・・やぁぁ！」


足のつま先までピンと伸ばして、王子は大きく仰け反った。
中心部の芯に直接与えられる刺激は、頭のてっぺんまで突き上げるような快感となる。
少しでもそれを逃がそうと、首を激しく振ってみるが快感は膨れるばかりで。


「やっ！あぁぁぁっ・・だめぇっ・・まっ、てっ！やぁっ、奥っ・・やぁぁっ」

中で回転しながらゆっくり進む蔦は、狂わんばかりの刺激を王子に施しながらとうとう突き当たったようだった。


「あぁぁっ！やぁぁっ！まってぇ・・やっ、そこ・・動か・・なぃ、でぇ！」


蔦は突き当たりの柔らかい粘膜を押し込むように、さらに前進しようとする。
その奥には前立腺があり、刺激されるとそれだけで達してしまいそうになる。

それなのに、蔦は容赦無く抉っていくのだ。


「やああぁぁっ！いっ・・ちゃっ・・だめっ！まって、まっ・・ぅあああぁぁっ！」



丘にあげられた魚のように、ビチビチと腕の中で踊る王子は、絶叫と共に絶頂に押し上げられたようだった。

中心部に潜り込んでいる蔦が放出されるはずの白濁を全て飲み込んで、その先端からは何も出てはこなかったが。





「あぁぁっ！やだぁっ・・かせ、宮・・おねが・・抜いてぇっ！やぁぁっ、うごか・・な、で・・」


尚、執拗に奥を抉られ、一度達した身体は更に敏感に刺激を取り込む。
無理矢理絶頂に押し上げられ、その身体の熱を冷ます事を許されずに、王子は泣いた。

その必死な様子に、王子自身に埋め込まれている蔦を摘まんで引き抜いてやった。



「いやぁぁっ！あぁぁっ！っぅ・・・っふ・・ん・・」


尿道を引きずられる感覚に、目を見開いて身体を突っ張らせる。
目尻からは生理的な涙だろうか。
ポロポロと頬を濡らす雫が伝った。