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｢あんたさぁ、
生まれつきのサイコ野郎か昔酷い仕打ちを受けたかどちらかだな。

でもよ、
お互い人の道外れた、地獄への片道切符もった者同士上手くやろうや。
俺でよけりゃあ、聞くだけなら聞くぜ。話したくなったら、いつでも言えや。
俺もやっている事が事だから、あんたを正すなんて大したこと出来んがな。｣


正面を向いた横顔は少し微笑んでいる気がした。


｢……ありがとうございます。｣





"ありがとう"という言葉を久々に言った。

人間らしい良い言葉だ。