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乾いた空

第2章 二章





何時間、ここに居たのだろう……


辺りは真っ暗で空には星が沢山輝いていて風が骨身に染みるぐらい寒く感じた。
僕はサキの墓を後にした。


次の日から仕事だったが、何日かたまっていた有給を利用しては僕達の娘がいる遠い親戚のところへ行ったが、既に引っ越しをして消息不明になっていた。

宛ても無く休みを全て使い果たし、探し続けてみたものの、

結局、娘にも合うことが出来ないまま、部屋へ戻った。


僕は何も出来ない自分に情けなさを感じ、嫌気が差しては呆然としていた。



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