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乾いた空

第2章 二章




サキ……

僕は何故、
君の心に気が付かなかったんだ……

いや、
気が付いていて離れた……

僕はあのとき、
どんなに君が嫌がっても、君の手を離さなければ………


手を離したのは僕なんだ。


結局、
僕は君にも、自分にも、素直になることが出来なかったんだ。


君はそれを知っていたんだね。

君のいないこの世界で僕はどうしたら、どうやって生きて行けばいいのか分からないよ。



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