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乾いた空

第2章 二章





もしかしたらと思い、途中サキが起きたときに聞くと亡くなったお父さんだった。

こんな偶然は無いと思い、僕は益々サキと運命を感じていた。

列車が函館に付き、二人で手を繋いでホテルまで歩いた。
凍てつくような寒さでも温かく幸せだ。
一面真っ白な雪が僕達を祝福しているように感じた。
人を愛するって、こんなにも見る景色が変わるとは思いもしなかった。


ホテルに着くと僕達は時間を忘れて愛し合った。

時間も今までの思い出も全て忘れて。




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