
S×強気で恋になる
第59章 なくしたもの
「純平?・・どーした?何かしてほしーことあるか?・・・夢だから気にするな」
「・・・・気にすんな・・・なんでもねぇ」
「そうか?大丈夫か?」
「・・・頭・・打ってから・・・昔のこと・・鮮明に思い出す・・・めんどくせー・・」
「記憶飛んだりしたから、頭もまだ整理中なんだろ。泣くなよ。な?・・・よく考えてみろよ。俺とお前、すごしてきた過去があるから今があるんだろ?出会うべくして出会ってんだ。何一つ間違ってねぇよ。な?俺がいるだろ。俺たちがお前の家族だろ?」
「・・・・・っ、るせーよ」
「すぐ泣くなよ。泣き虫。ほら、ホットミルク作ってやるからそれ飲んで寝ろ。な?」
たく、もうウトウトしてんじゃねーか
もっと力抜けよ
もっと心開いて喋れよ
もっとお前の感じたこと思ったこと
俺に教えてよ
お前の今も昔も、俺に共有させてよ
出会う前も一緒にいたって思えるくらい
俺に話してくれ
真央ちゃんって妹がいたこと
そして、この前きた昴って兄貴がいたこと以外
お前の口から聞いたことねぇ
俺は裏切らねーし、捨てねーよ
チュッと口付けをしベットに戻し
胸を呼吸に合わせて叩いてあげた
年ばっか食っちゃったんだな
身体ばっかりデカくなって
学歴もあって仕事もできて女にもモテて
でも、心は空っぽだし
中身は子供のまんま
大事なこと
当たり前のこと
こんなにも愛されずに育って
何にも知らなくて
暴力と食事取り上げることで
心と身体支配して
イケメンに育ったらそれを利用されて
俺はお前のこと引き取った養子先にも生みの親も、憎いよ。
憎くてしょーがねぇ。
大人になっても、こんなに縛られて
夢で脅かされて
普通にしてるけど
こいつの心はいっつも飢えてるし
限界なんだよ
文句も言わねぇ
人より優しくて素直で単純で
一生懸命、前向いて生きてる
不幸なことを、言いふらしもしねーし
人より真面目に生きてる
お前がそれで俺を頼ってくれなかったら
俺が悔しいよ
頼むから
一人で抱え込むな
もう一人じゃないんだから
俺に甘えろ
「・・・・気にすんな・・・なんでもねぇ」
「そうか?大丈夫か?」
「・・・頭・・打ってから・・・昔のこと・・鮮明に思い出す・・・めんどくせー・・」
「記憶飛んだりしたから、頭もまだ整理中なんだろ。泣くなよ。な?・・・よく考えてみろよ。俺とお前、すごしてきた過去があるから今があるんだろ?出会うべくして出会ってんだ。何一つ間違ってねぇよ。な?俺がいるだろ。俺たちがお前の家族だろ?」
「・・・・・っ、るせーよ」
「すぐ泣くなよ。泣き虫。ほら、ホットミルク作ってやるからそれ飲んで寝ろ。な?」
たく、もうウトウトしてんじゃねーか
もっと力抜けよ
もっと心開いて喋れよ
もっとお前の感じたこと思ったこと
俺に教えてよ
お前の今も昔も、俺に共有させてよ
出会う前も一緒にいたって思えるくらい
俺に話してくれ
真央ちゃんって妹がいたこと
そして、この前きた昴って兄貴がいたこと以外
お前の口から聞いたことねぇ
俺は裏切らねーし、捨てねーよ
チュッと口付けをしベットに戻し
胸を呼吸に合わせて叩いてあげた
年ばっか食っちゃったんだな
身体ばっかりデカくなって
学歴もあって仕事もできて女にもモテて
でも、心は空っぽだし
中身は子供のまんま
大事なこと
当たり前のこと
こんなにも愛されずに育って
何にも知らなくて
暴力と食事取り上げることで
心と身体支配して
イケメンに育ったらそれを利用されて
俺はお前のこと引き取った養子先にも生みの親も、憎いよ。
憎くてしょーがねぇ。
大人になっても、こんなに縛られて
夢で脅かされて
普通にしてるけど
こいつの心はいっつも飢えてるし
限界なんだよ
文句も言わねぇ
人より優しくて素直で単純で
一生懸命、前向いて生きてる
不幸なことを、言いふらしもしねーし
人より真面目に生きてる
お前がそれで俺を頼ってくれなかったら
俺が悔しいよ
頼むから
一人で抱え込むな
もう一人じゃないんだから
俺に甘えろ
