
S×強気で恋になる
第53章 新鮮
ブロロロロロローーー
久しぶりに大きなバイクにまたがり、
風にふかれる
あーくそ、イライラする
俺が悪いのに
それを言い出せない自分にも
疑った目をして
俺を拒絶する純平にも
っ、だめだ
本当にこころが弱ってる
というか、参ってる
ふぅーっとため息をついて
郊外にバイクをとめて
ヘルメットをとると同時に携帯が鳴った
ーはい。
ー真一?お前腕時計忘れてるぞ。疲れてるだけあったな。真一がそんなそそっかしーことするなんて珍しい。腕時計、届けようか?
ー・・・いや、いい。今、ちょうど外だから、取りに行く、
ー寝てろよ。病み上がりなのに・・・。まあ、待ってる。気をつけてな。
ーあぁ。
はぁ・・・・
そっか、病み上がりだから
俺に純平の気持ちを先読みする、余裕がなかったんだ。
こーなったのは、
俺の責任だな。
あいつの好きなもん、買って帰って
エッチしてて仲直り、しよ・・・
