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S×強気で恋になる

第53章 新鮮

起きろ、とゆさゆさ揺すられて目を覚ます

「昼飯、お前のやつ食うけど一緒に食おうぜ。にしても、お前作りすぎ。これじゃ、夜もこれだぞ。」

バカだなー、と言う風に
笑われる

お前が喜ぶと思って
本みて作ったのに・・・

ちょっと作りすぎただけだろ
そんなに笑わなくてもいいだろ・・・


「・・・・別に無理して食わなくてもいいよ。」

そう言うと、岡崎が笑うのをやめた

「んだよ、機嫌わりーな!何怒ってんだよ!!」
「・・・怒ってねーよ。飯にするんだろ。起きるから、あっちいけ。」
「はぁ?・・・そんなんで飯食えっか。俺なんもしてねーだろ!?」
「してねーよ!!してねーから、怒ってねーってんだろ!!!っん、・・・ちょ、離せ!!なんでのしかかってくんだよ!!!」

なんでかわからないけど
俺を疑っているようにしか見えない純平を
疑う前に戻したくて
忘れて欲しくて
どうしていいかわからなくなる

嘘ついて、演じるのもできんのに
こいつ露骨に態度変えやがって!!!

黙らせようと手首を掴み、唇を塞ごうとする

「っ、やだって!!お前香水くせーから!も、何も思ってねーよ!!離れろ!!!やだから、本当に、今は嫌!!」
「・・・・・・・・・。嫌か。んだよ、可愛くねーな。」

そう言うと、岡崎がプィっと寝室から出て行ってしまう



なんだよ、俺のこと
そんな目で見んなよ・・

俺だって


ストレス感じるよ



純平といたら、いっつも喧嘩ばっかじゃねーか
すれ違ってばっかりだし
素直になんも言ってくれねーし

犬みてーに
俺になついて、くっつきまわったと思えば

航平の香水の匂い一つにあんなになって




俺が悪かったよ!!!


なんかイライラする



っ、ドライブでもしてこよ


そう思い、バンっと家を出た

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