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S×強気で恋になる

第53章 新鮮






岡崎・・・

どこ行ってたんだろ


グズっと熱くなりかけた目を枕に押し付ける


いつもと違う香水の匂いしたし
行きと違う服だったし


別に女々しいわけじゃない
悲しいこともねぇ


でも、なんか


岡崎が俺以外の他に行くこと
考えてなかったから
想像してなかったから


ちょっとビックリしただけだ




・・・俺だけじゃないんだ




それなのに、俺


捨てないでとか重荷になってたに違いねぇ




病院だったら、消毒液の匂いすげーするし
なんで嘘つかなきゃいけなかったんだ?



俺がめんどくさいからか・・・?




あいつ悲しませるのは嫌だ




俺も、深入りするのやめよ




俺があいつ頼る分、迷惑かけてたんだ



もう十分してもらった
岡崎からは
たくさんいろんなこと与えてもらった



傷つくのは嫌だ
捨てられんのも嫌だ



もし、他に男がいるみてーだったら
俺から離れよ・・・



今はわかんないから、黙ってよ


喧嘩するほど



俺、今強くねぇ



でも、帰ってきてくれてよかった
そう思うしかねーな・・・


なんか、俺カッコ悪い。

どう愛していいのか
愛するってどーゆーことなのか


よくわかんねーよ







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