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S×強気で恋になる

第53章 新鮮

ガチャー

「真ちゃん、なんかあった?って、はぁ?」
「あ、ちょうどいいところに。水と、氷嚢持ってきて。こいつ家着く前微熱だったし、しんどかったんだろ。」

お前やってることめちゃくちゃ、
そんな目を向けられながら和也が用意をしに部屋を出る


と純平が少しずつ息を整えてきた


「落ち着いた?」
「っ、わり・・・・大丈夫・・・・っ死ぬかと・・・思った・・・」
「過呼吸で人は死ぬか。お前、どーなったら過呼吸なるか考えろよ。そんなに考えんな。息しっかりしろ。そんなこともできねーのか!!心配かけんな!!大人だろ!!!!」

そう怒鳴ると純平がビクッと肩を震わせ
握っていた俺の手を離そうとする
「っ、・・・ごめ、・・・っはぁ・・」

「そーじゃねぇってば。手離すな。俺がここにいるだろ。なんで俺がいるのに過呼吸なんかなんだよ!!!それに腹立ってんだろ!?何を不安に思う。俺が何かしたか?」
「・・・してねぇ・・っ、も、怖い・・・」
「何が。抱きしめてやるから。お前疲れてんだよ。寝ろ。」

ギュッとすると、涙が溜まっていた純平の目から涙が流れた

「真ちゃん。用意したけど。」
「あぁ。ほら、これ枕にして寝ろ。水飲むか?」





純平が、何が不安で
何を求めてんのか

わかんねー・・・

俺がここにいるのに
俺に相談したらいいだろ

そんなに俺頼りねーかな・・・

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