
S×強気で恋になる
第53章 新鮮
ー真ちゃん飲み過ぎ。酔っ払って、めずらしーな
ー黙れ。俺も飲みたいときだってあんだ!酒もっとよこせ!!
ーはぁ?真ちゃんらしくねー。この瓶で最後だからな。
ーうるせーな。俺は酒浴びるほど飲めんだ。早くかせ
そんな声が耳に入り、俺は目を覚ます
っ、はぁー・・・・
怠い・・・
あっちいって、水飲んで寝よ
そう思ってゆっくり、立ち上がりリビングに行くと
いつになく顔を赤くして大きな声で話す真一の姿があった
「お、純平ー!ほら、こっちこいよー!酒飲むぞー!!」
空の瓶を振り回す真一の横で
和也がチーズをかじりながら俺に話しかけてきた
「純平、気分はどう?」
「・・・大丈夫。ちょっと怠いだけ・・・こいつ、どーしたの?」
「お前のこと心配しすぎて、こーなった。こいつの愛情表現変だからな。独占欲の塊だし。まあ、元気なったんなら付き合ってやれ。俺、もうそろそろしたら帰るから」
和也がそう言うと、
真一がワインをぐっと飲んで半ば叫んだ
「和也!てめー逃げる気か!!あさまで呑むだろ!付き合えって。ほら、飲め。・・・おい。ぼーっとしてねーで、俺の横に座れ。」
えー・・・
こんな真一初めて見た・・・
酒くせ・・・
