
S×強気で恋になる
第53章 新鮮
「純平?・・・」
寝室に入ると、全裸で行為のあと放置された純平がいた
汗かいてるし・・・
手首に紐の痕ついてるし
ため息をつきながら、ズボンを履かせてあげる
中だしされてねーみてーだな・・・
「っ、ん・・・・・ごめ、っ、・・ん・・・」
「純平?大丈夫か?」
寝言を言う純平をゆさゆさと揺すると
純平が薄っすらと目を開けた
「っ、や、・・かずや、あっちいけ・・・!!!」
「なんでだよ。大丈夫だろ?落ち着いたら飯食おうな。目覚めたって、真ちゃんにいっとくから」
「っ、ごめ・・・ん・・・」
「なにが?真ちゃんとお前の付き合い方がそれなんだろ?それをお前は選んでるんだ。俺は口ださねーよ。」
そう言って部屋を出て行く和也の後ろ姿を見つめる
っ、くそ・・・・
真一が、めちゃくちゃすっから・・・
俺、どーやったら
真一と普通に向き合えるんだろ
俺の何が足りないんだろ
なんで、こーなる
どーしたら真一が喜ぶ?
も、わかんねーし
捨てられるのは
ごめんだ
俺には
真一しかいない
俺には他に俺を求める人はいないんだ
そう思うとだんだん息が苦しくなる
ゆっくり、ゆっくり息しなきゃ
っ、息吸えなっ、っ、っ、っ、
手が震えるっ、っ、っ、っ、
た、すけ、っ、はっ、はっ、はっ、
