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S×強気で恋になる

第52章 気持ち

ガチャ

「あ、和也・・・・岡崎じゃなくて、真一は?」
「ちょっと部屋で寝てくるって」
「珍しー・・・てか、あいつここに住んでるからな。なんか、余ってた部屋、あいつの部屋になったし」

そう言ってはいるものの、少し嬉しそうな顔をする

ほらな。

なんだかんだ、好きだって


「ところで、お前明後日から同じ職場だな。岡崎専務って呼んでみて?」
「やだよ。でも、・・・そっか。まじ緊張ー・・・。なぁ、本当に俺引き抜かれたの?岡崎が勝手にコネ使ったんじゃなくて?」
純平が不安そうな顔できいてくる

コネもある
けど、引き抜かれたのは本当だ

真ちゃんが、純平の話を親父にして
元々ゲイな親父が
可愛いから欲しいって・・・
引き抜かれた理由は言えねーな・・・

「本当だよ。親父が、純平をって。よかったな。あ、そういえばお前、過呼吸になったんだろ?大丈夫だったか?」

そう聞きながら向かい合っていた席から離れ
純平の座っていたソファーに座り
隣りに移動する

「あれ、過呼吸って言うんだな。めちゃくちゃ、苦しくて本当にこのまま死ぬんだなって思った。」
「お前さ、過呼吸なる前なに考えてた。俺にだけ教えて?」

そう言って、純平の目をみて微笑む

「いいけど・・・岡崎には内緒な・・」
純平下手なこと言わねーほーがいいぞ・・・

盗聴されてっから、今のセリフはやばい

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