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机の上に出来たての、料理を見る

「これスペアリブ。左手で食える？」
「・・・・・・うん。うまそーだな」
「なぁ、なんかあったろ。言えよ。俺、お前の彼氏・・・だろ？怒らねーから言えって」

こんだけ譲歩したんだ
言わなかったら、言いたくなるよーにしてやる！！

そう心にきめて問う

「会社だった・・・けど、なんか体調悪くて帰ってきたんだ。・・・それだけだ」

そんなことでここ2日変なのか
なんだかんだ毎日いるんだ
それが嘘ってことぐらいわかる

お仕置きするつもりだったけど、
呑んで自白させるか
そう思いワインラックにいく

「そっか・・・。疲れたろ。この高級ワインあけるか？」
「まじ？それ狙ってた・・・呑みてぇ」
「特別だぞー？ほら、席つけ」

そう言って晩御飯を食べ始めた





「んー・・・うまい。おれ、これ初めて食べたー。カタカナ料理ー」
「カタカナ料理ってなんだよ。お前酔っ払ったー？」
「酔っ払って・・・ない！まだね、まだ呑めるー！」

言うか言わないか
俺の勝ちだな
気持ちよくなってら辛いこと全部言ってしまえ

「お前可愛いな。なぁ、お前いっつもどんな夢みるの？」
「えー・・・、なんかね・・・、んー」
「なんだよ。俺にだけ教えて？な？」
「うーん。わかんねーけど、お前といたら、昔のことばっか思い出すから辛い・・・ねー」
「ねーって・・・。昔のこと？」

捨てられたことか？
トラウマになってるって聞いたけど
なんだ・・・？

「ね、抱きしめて・・・」
「お前さ、そんなに不安？俺ここにいるだろ。・・・なんだよ」

ギュッと何度も抱きしめられる
ガキじゃん・・・

これH目的でもセックスしたいわけでも
ねーんだろ？

俺からしたらこんな顔綺麗やつが
顔赤くして目潤ませて
抱きしめにくるなんて
ほとんど拷問なんだけどな・・・

「安心した？どこにもいかねーだろ？なぁ・・・お前さ、昔・・・虐待されてただろ・・・。」
「・・・それ、言わないで・・・・・・」

図星かよ
んな顔すんな・・・

俺がいるだろ
なんだよ。俺といたら昔のことら思い出すって。
俺が怖いのか？
そーゆー趣味だろ。もはやプレイだろーが。
お前は黙って俺の言う通りにしてたらいい。