
S×強気で恋になる
第78章 終わりは告げないで
しばらくしたら、藤間が迎えに来て
和也が俺の知らない顔をする
「和也、大丈夫か?」
「・・・楓ー・・・・・」
「俺と飲む時は、酔っ払わないくせに。帰って、ゆっくり寝ようぜ。俺体冷えちゃったろ?」
「・・・楓冷たい・・・ごめん、俺・・」
「大丈夫大丈夫。俺、和也のためだったら介抱でもなんでも楽しいから。」
そんなやり取りをしている姿を見ながら
俺は視線を下ろした
それで・・・こいつは・・・!!
ぐーぐー寝やがって
全然可愛くねぇな
「純平。起きろ、帰るぞ」
「・・・んー・・・・・・・・」
「俺も体冷えてるんですけど。おーい、純平ー!!!・・・・岡崎純平さーん?」
「はーい・・・起きなきゃ、・・」
「そうそう。頑張って起きろ。」
「・・・運んでくれねーの?・・・こーしてたら、家なんだよ?真一はね、・・・俺のこと置いてかないから・・」
「甘えるな。・・・藤間、先行って。こいう運んでくから」
そう言いながらため息をつくと
藤間が笑いながら和也の肩を持って立ち上がる
「寝顔、純平可愛いな。和也、行くぞ」
「あぁ。さっき、横山じゃないって・・・純平、岡崎純平って呼んでほしかったんだなー・・・・。」
そう呟くと、真一が苦笑しながら純平の頭を撫でた
「こいつはこいつで、この小さい頭でつまんねーこと考えてんだよ。憎めないだろ?・・・おやすみ、」
岡崎が、2人にしてくれ
と行ってるのが分かって
そのまま和也と部屋を出た
