
S×強気で恋になる
第76章 粉雪
「和也。何考えてる?」
「え?あー・・・純平が一人暮らしするんだと。あいつ真ちゃんがいたら馬鹿にされるからって、料理の練習して見返すとか言ってんの。俺は不安だよー・・・あいつあの美貌なのにフラフラしてるから」
「まあなー。あいつフェロモン出てるしなー。でも、大丈夫なんじゃん?」
「そうか?」
「俺のよみはあたるよ?恋人ごっこしてーだけだろ、どうみたって」
そう言って、シーツの中で和也を引き寄せる
和也は納得がいかないのか
難しい顔をしていた
ばーか
見方変えてみろって
純平が料理の練習する
何か料理作ってって岡崎が頼む
純平が岡崎のために作る
食べに行く
エッチする
って恋人ごっこじゃねーの?
うーん、それかアレだな
岡崎が買い物して
合鍵使って純平の家で飯作ってる
とかな
どーみてもイチャイチャキャンペーン
まあ、そんなことしたって
純平に自由はねーだろ
岡崎、純平のことになると
正直異常だし
そう思ってると和也が寝息をたてだす
・・・俺より純平の心配して寝るなんて
妬いちゃうだろーが
このお人好し
和也は責任ある仕事こなして
家族の板挟みになって
人から頼られて
純平の面倒みて
もうそんだけ頑張ってんだから
俺の前ではもっと力抜けばいいから
そのために俺がいるんだから
明日仕事休みだし
久しぶりに岡崎のとこでも行くか
よりによってなんで
こんなに可愛い和也の弟があいつなんだろーな
全然ちげーし
あー・・・ねむい・・・・・・
