
S×強気で恋になる
第74章 バカ犬
・・・いつのまにこんなに仲良くなったんだろ
慎吾真一怖いってビビってたのに・・・
そう思いながら寝室の入り口に立って見ていた
「んー・・・純平軽くなったな、・・」
「送ってってー、わ、え、や、・・・んー!!!」
!!!!!
「ちょ、真一!!!それ慎吾だから!!チューだめ!!!真一!!!」
そう言って、ベットに乗って
慎吾を抱きしめていた手を離そうと
手を掴むと
真一が一瞬で俺の上に乗った
「うわ!!!ちょ、寝ぼけんな・・って・・・!!」
「寝ぼけてねーよ。ガキを俺によこすな。今日はたっぷりしてくれる?もう機嫌直った?」
「う・・・ぅん・・・なんか、怖いって・・」
「本来の俺だろ。俺にセックス禁止させやがって。可愛がってやるからな・・・純平・・・めっちゃ好きだ・・・」
そう言って俺を思いっきり抱きしめる
そうやって抱きしめられたことはなくて
俺は嬉しくて思わず手を回していた
「で、慎吾はなに?」
「車運転してほしー・・・」
「慎吾男だもんな。こーゆーときは帰るのが男ってもんだ。慎吾にいつか可愛い男ができたら紹介しろよ?」
「えー俺・・純くんと結婚するもん」
「それはダメだって言ったろ。純くんはな、俺のもんなの。」
「ちょ!!!お前らなんつー話してんだよ!!っーか、慎吾は真一の言うこと聞いたらダメ!慎吾は可愛い女の子と結婚するんだから。な?」
そう言うのに、慎吾はすっかり真一の信者で
「純平うるせーなぁ?男同士の話してんのに、入ってくんなって感じだよなー?」
とか言う真一に
ニコニコ頷いていた
俺の立場ねーじゃん!!
っーか俺も男だっつの・・・
そう思いながらゴロゴロしていた
