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S×強気で恋になる

第74章 バカ犬

ずっと真一のことを考えてると

触れたくなって
触りたくなって

あんなに嫌だったのに

抱いてほしい・・・
なんて思っていた


誰が本当のことを言ってるか
なんてわからなかったけど

少なくても真一のことは

信じよう
ってあいつの手を取った時に思った

俊哉・・・・怒ってるかな
勝手に出てきちゃった


そう思っていると

俊哉のことなんか気にするなって

真一がすぐそばで言ってるような
気がして、ドキドキしてた胸も息も
すごく楽になって落ち着くのを感じた

「純くん、ぼーっとしてるね」
「守られてるなーって・・・初めて安心できる場所に感じたから・・慎吾も園長先生のそばは落ち着くだろ?」
「・・・うん!なに作るの?」
「パンケーキ。昔な骨折ってるときは、うまくできなかったんだけど、今はできると思うんだよな」
「純くん俺帰る!」
「はぁ?なんで?せっかく泊りに来たんだから、楽しいことしてやるよ」
「・・・園長先生が、純くんが楽しそうだったら邪魔しちゃダメって・・そしたら帰ってくるんだよって言ってたもん。」
「気を遣うなって。な?」

そう言うのに、慎吾は嬉しそうに笑って
俺に抱きついた

「んーん。園長先生に怒られるもん。帰りたい・・」
「慎吾なんか大きくなったな。・・・帰りにどっか寄るから、なんかうまいもん買ってやろうな」
「うん!・・・純くん・・・運転すんの?」
「え?あー・・・うん。なに?不安?」
「うーん・・・岡崎さんは?」
「ダメだって。寝起き怖いから、慎吾!!」

そう言って叫ぶのに
慎吾はたーっと走って寝室に行って
ぐっすり寝てるライオン・・じゃなくて真一の上に
乗っかっていた

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