
S×強気で恋になる
第71章 悠二の誕生会に猫耳3匹、狂犬2匹
「純平?」
「・・・なにー・・・なにだにゃー・・・」
「キャラ定まってねぇし。お前、そんな格好で寒くねーの?病み上がりっーか、まだ発症2日目だろ。じっとしてろよ」
そう言って床でへたってる純平の腕を持って
立たせようとするが、純平は俺の足に引っ付いて離れなかった
「んだよ!!寝てろよ・・・」
「ねーねー見て・・・猫の手ー・・・」
「嬉しい?」
「んー・・・たのしー・・・これ、見て!尻尾!!!」
「・・・・そうだな。」
嬉しそうにニコニコしてる
純平の頭をくしゃっと撫でながら
目を見つめる
純平はそれだけで本当に嬉しそうな顔をしていた
「・・・しんいち・・・みてー、尻尾!!!」
「うん。尻尾生えてるな。お前寒くねーの?」
「んー・・・背中寒い?しんいち、寒くないの?」
「俺は寒くねーよ。この部屋暑いし。いいから手離せ。カーディガンとってくるから」
「えー・・・チクチクする・・・」
そう言う純平を無理矢理引き離して
クローゼットにいく
チクチクするって・・・
俺はそんな安もんのセーター持ってねーよ!!!
そう思いながら、適当にパーカーをとって
部屋に戻ると
純平は床に寝そべっていて
藤間が楽しそうに純平の体を触っていた
純平がお腹見せてるみてーで
思わぬ出来事で腹立って
怒鳴ろうと思ったら
和也が死にそうな顔で猫のコスプレをしていて
俺は一気に気が抜けた
