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S×強気で恋になる

第71章 悠二の誕生会に猫耳3匹、狂犬2匹



突然誰かに体を持ち上げられる気がして目を開ける

「・・・え?」
「もー起きなくていいのに。みんなでお酒飲もっか!」
「・・・え?」
「いいから。こっちこっち」


真っ暗な部屋で急にベットから引きずり降ろされ
俺は寒くて背中がゾクッとなる

片瀬に引っ張られながら
リビングに行くと
そこには誰もいなかった

「んーと・・・和也は?」
「和也さんと藤間はあっちの部屋で交渉中ー。早くしなきゃ日付変わる頃に悠二さん来るからさー!もう21時!時間ないんだから!!」
「え?悠二くんの?・・・・真一は?」
「隣で寝てたでしょ?もー、いいから、やることあるんだからとりあえず乾杯するよ!」
「二人で?」
「そうそう。岡崎さんいないから、この美味しい日本酒飲もうよ」
「えー・・俺、体調よくねーから酔っ払うし・・・」

そう言ってダイニングの椅子に座る純平を見る

いつもは犬みたいに
言うこときくのにー!!!

そう思いながら、とりあえず日本酒を置く
高いいい純米酒だから
アルコール度数は高いけど甘い水みたいだった

「純平さー、体調悪い時に日本酒っていいらしいよ」
「嘘だろ、そんな話聞いたことねーよ」
「これだから一般人は。俺たち医者はみんなそうだよ?」
「ホント?」
「本当。なんでもいいじゃん、飲むぞー!!!」

そんな風に言われて
確かにこれ飲んだら体温上がって
寒くなくなるし
眠くなるし

またたくさん寝れるかも

そう思って、俺は結局つがれるまま飲んだ




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