
S×強気で恋になる
第71章 悠二の誕生会に猫耳3匹、狂犬2匹
そう言って上半身を起こすと
真一が俺に厚手のパーカーを渡してきた
「寒いだろ。たくさん着込め。っーか、わかったからまだ寝てろ。晩飯できたら呼ぶから」
「はぁ?・・・へーきだから」
「和也が心配するから、寝とけ」
「・・・・えー・・・起こせよ、絶対」
「女かお前は。わかったから・・・んー俺も寝てよかなー」
そう言ってゴロンとなると
純平が逃げる
「んだよ逃げんな。添い寝添い寝ー・・・」
「本当に?!ムラムラしない?!」
「・・・今のでしそう」
「は!!??」
「・・・・・めんどくせーな。しねーから、寝るぞ。」
「眠いの?寝るの?」
「俺の真似すんな。早くこっちこいって」
そう言って強引に引き寄せる腕は
なんか優しくて俺は変な気持ちになっていた
朝はあんなに激しくて
鬼畜でドSだったのに
今はこんなに優しい
お前のこと許しちゃう俺って
相当変なんだろうな
そう思いながら、目を閉じると
真一の息遣いに鼓動に体温に
全てに包まれている気がして
体の力が抜けた
