テキストサイズ

S×強気で恋になる

第71章 悠二の誕生会に猫耳3匹、狂犬2匹


まもなく58号東京行きの〜

そんな声を聞きながら
新幹線のホームに立つ


「純平、そんのへんの女よりダントツで綺麗。後ろ姿も完璧だし、前から見ても可愛い。ちょっと背が大きすぎるのが難点だけど、そのスタイルのよさ。モデルだな。」

そんなことを平気な顔で言う真一に
俺の怒りのボルテージはMAXだった

「っ、・・・どこ見てんなこと言えんだ!!髪の毛だって・・・」
「その辺のスポーツ少女ぐらいだろ。女にしか見えねーよ。ガニ股じゃねーし。あんなモンぶら下げてるわりに、歩き方綺麗だからなー、純子」
「純子って言うな!!!」

そうやって叫ぶと、真一が大袈裟にため息をつく

「静かにしろって。周りに気づかれたい?もしかして、ローター動かしてほしいの、かな?」
「ばっ!!!・・・・・クソ野郎」

そう言って黙ると真一が手をつないでくる

「ちょ、人がいる、から・・・!!」
「別に男と女。ふつーだろ。もっといちゃいちゃしてるカップルだっているだろ?」

そう言って、手を離して
真一が俺の腰に手を回す


女のがよっぽどマシだろーが

女装した男だぞ?!

ほんと・・・こいつ頭おかしー・・・



そう思いながらも
ローターを仕込まれてる以上
抵抗も出来なくて、俺は新幹線が到着するまで
真一と密着していた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ