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S×強気で恋になる

第70章 出張大波乱!


歯ブラシを置いて洗面所から出て
和也たちのところに行くと
ダブルベッドで藤間と和也がヤッてる横に
純平が寝転んでいた

・・・純平なにしてんだ

「岡崎、早く純平あっちいかせろ!和也が恥ずかしがるだろ。いいとこだったのにな?」
「っ、抜けっ、て・・・真ちゃん・・見んなっ、・・あ、やだ、かえ、で、っ、・・!!」
「和也めっちゃ締まってる。興奮すんなって」

そう言ってズコズコ腰を進める藤間を横目に見ながら、俺は純平に声をかけた

「純平ー!なにしてんだ、起きろ、あっちで寝てろよ。ったく・・・」
「んー・・・ひとりいやー・・寒い・・・し、・・・くまちゃん・・・」
「ちょちょ!!ダメだって。和也今お取り込み中だから、ガキか!邪魔すんなよ。」

そう言うと、イヤイヤする純平


酔っ払ったときだけ
こいつ素直になって本当にしたいこと言うし
本音言うし
ガキの頃全然与えられなかったこと
出来なかったこと
言えなかったこと

体が勝手に求めるみたいで
赤ちゃん返りみてーで

純平のしたいように甘やかして
やりたいようにさせてやってもいいかなって思う

だけど、いっつも俺イラついて
怒ってばっかりなんだよな

藤間が和也を抱いてるとき
なんか俺

嫉妬っーか
なんか・・・。


そう思いながら、ふて寝している
純平の横に行き手を伸ばす

「純平、あっちで俺と寝よう。な?」

俺の手を取ってくれって祈る気持ちと
俺より和也かって不安になる気持ち

そんな感情に包まれながら
純平を見ると
泣きそうだったくせに、俺を見てニコッとした

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