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S×強気で恋になる

第70章 出張大波乱!


また縛られたら、俺死んじゃうって
腰痛いし
俺が不慣れだからなんだろーけど
あいつ無茶苦茶するし

そう思いながら、首筋をシャツで隠し
振り返る

純平寝てるし・・

ため息交じりに、毛布をかけ
前髪を左右に掻き分けた

安心しすぎ
無防備だな・・・


「・・・どーせだったら・・・・・痛くなくなる方法教えてくれ」

そう呟いて純平から離れると
純平が俺の服を掴んだ

「・・・・くまちゃん・・俺の・・・」
「またか。俺はくまちゃんじゃないって。手放して」

そう言って、手を離すように純平の指を持つ
と、急に純平がそのまま背中に抱きついてきて
俺はあっけなく倒れてしまった

「っ、て・・・待って・・・腰っ、・・・ケツも痛いから、まじ、で、純平お願い・・・!!」
「くまちゃん・・・あったかい・・・」
「ッ寝ないで、純平、起きて、」
「やー・・・ぎゅーってしたい・・・ぎゅーって・・・」


やばい
まじで痛い

そう思って腰に響かない程度にジタバタしていると
いつからいたのか、上から真ちゃんの声がした

「純平は俺にぎゅー、だろ?こっちこい。っーか、お前らなにやってんの?」
「っ、ちょ、純平が・・・!!」
「真一いやー・・・くまちゃんがいい・・・あったかいから、・・んー・・・」

「おい、岡崎。いいから、俺の和也から純平離せ。俺が蹴るぞ」
「いや、俺が蹴りたい」
「はぁ?!だめ、純平蹴らずに、どかして・・・っか、2人もいんだから、早くしろよ!!!!」

俺がまじでお願いしてるのが分かったのか
真ちゃんが純平を抱き上げる

そのまま奥の部屋に連れてったのか
途中まで寝ぼけてる純平の声が聞こえてたのに
その声は聞こえなくなって
俺は息を整えながら、体を起こした

のに、今度は藤間に押し倒される

「っ、ちょ!!!やめろって、まじで、」
「・・・・・これ、なに?」

すげー怖い声で低く呟かれ
俺は首をすくめた

「俺も痕つけたことねーのに。なにこれ。」
「っ、ぶつけただけ、だろ!?」
「ふーん。首なんてぶつけるんだ。歯型あんだけど。どこで、誰と、ぶつけたか教えてよ」

もーだめ、藤間怖すぎ
っーか、本当に事故だって

説明の使用がない

酔っ払ってる純平が泣きそうで
俺が抱きしめたら
キスマつけてみたかったって
首噛まれました

なんて言えるか!!!!


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