
S×強気で恋になる
第64章 お前といるから
「洗ってねぇの?」
「だって・・・別に、消毒した、だけ、・・だし・・」
「汚ねぇな。常識だろ、んなもん。・・・純平さ、どーしてほしい?」
なんか、真一・・・怖い・・・
どーしてほしい?って
どーゆー意味だ?!
これ、さ、・・・もしかして
危ないやつ?!
お仕置きって、こと・・?
うまく返答できないでいると
真一がすごく楽しそうに俺を見ていた
ニヤニヤすんな!!
そう思って言い返そうとしたら
真一が続けた
「お仕置きして下さい。だろ?」
「ばっ!!!誰がんなこと!!・・・っーか、三角巾は?傷口、清潔にして安静にって言ってた、から!!」
「大丈夫。お前だけ乱れたらいいよ。」
ちょ、ちょ、ちょ!!!
なにがどーしてなんでこーなった!?
わかんねー、こいつがわかんねぇ!!!
そう思って、俺の中で警鐘が鳴り
ベットヘッドにすぐぶつかるのに
後ずさりが止まらない
「もしかして逃げてる?」
「逃げてねーよ!!!」
「・・・お仕置きもっとして下さい。それが言えなきゃ、今日は終わらないからな。覚悟・・しろよ!!」
「や、だめ、離せ!!!」
手を振り回し逃げようとすると
真一の右腕にあたる
と、真一が顔をしかめた
「あっ、ごめ、・・・ちょ、謝ったろ!!離せバカ!!」
「痛くねーよ。演技だ、馬鹿野郎。めんどくせーから縛るか。」
も、やだ、最悪だ・・・!!
頬に絆創膏貼ってるし、俺が起きる前パソコンしてたのか眼鏡してるし
も、なんかいろいろやばいから・・・!!!
「苦しいのと痛いのと、どっちがいい?」
その質問をきいて、俺は血の気が引いたのを感じた
