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?…好き…?

第15章 食事…

『今日は、突然の食事、どうもありがとう!、でもなんかやっぱり、お金余分に出してもらっちゃった気がする、ありがとね、ねぇ、俺さ、アンタがぎっくり腰で、しばらく休んでたのとか、すごいつまんなかったな…アンタは、どう?少しは、つまんない、とか思う?何とも思ってなかったら、今日みたいにしないか(笑)来月も、一緒に勤務ほとんどないし、俺休みとかでも、もし良ければ、○○駅ドライブ、またしたいな…もちろん、毎回食事とか、しなくていいんだけどさ…例えば明日とか、休みなんだけど、どう?』
ダメだこりゃ…
長ったらしいし…
でも、これ以上浮かばん…
ええいっままよっ…
送信する…
正直、彼女は携帯メールを見ない時すらある、と前から言っている。
そもそも、帰っても家事の忙しい彼女。
彷徨いている間に、時間だって早くはなくなっている。
返信を、期待してはいけない、とも思っていた…
たが、30分と 経たずに携帯が震える。
嘘っ!?
彼女だっ!
『ようこそ、○○駅ドライブへ』
即、返信をした。
『こんな時間なのに、返信ありがとう、そうこなくっちゃ!じゃ、明日ね』
明日…
また会える…
嬉しい…
だけど…
彼女は俺と居て…
ホントのところは…
どんな気持ちでいるのだろう…
楽しい…?
嬉しい…?
それとも…
暇な時に、構ってくれてるだけ…?
退屈しのぎ…?
そうなのかもしれない。
俺は、それでも、彼女と過ごしたいの…?
それで…
いいの…?
俺は…
彼女と、どうありたいのだろう…
イヤラシイことしたいだけ…?
したいのは事実だけど…
○○駅までドライブしたって、イヤラシイことなんて、出来るワケない…
じゃあ、何で…?
俺…
いったい…
何をしてるんだろう…
ただ…
分かっているのは…
忘れられない…
彼女の笑顔に会いたい…

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