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?…好き…?

第15章 食事…

ホントなら、奢りたい。
だが、予定外の食事。
生憎、手持ちが少なかった。
外に出て、子供を車に乗せる。
「アナタこんなに出したら、出し過ぎよぉ」
彼女が、お金を返してきた。
「えっ、これじゃそっち出し過ぎじゃない?」
「そんなことないわ」
「あ~そう、じゃ、ありがたく」
一服だけ、一緒にしたが、実際、結構時間が経っていた。
彼女達が帰るには、遅いくらいだろう…
駅の近くの店だ。
彼女が車に乗って、そのまま、その店の駐車場で別れた…
………
彼女達と食事が出来て、楽しかった。
けれど、彼女のご機嫌が悪くなって、終わってしまった。
心底喜ぶことは出来なかった。
すぐに帰る気にはなれなかった…
○○駅のすぐ傍には、大きな川が流れている。
河原を散歩する…
次の日は休みだった。
今月も残り僅かか…
来月は、早出、遅出、夜勤の目白押し…
普通の昼勤は、たった三日…
内、二日は彼女が、休み…
考えただけで、イライラするっ…
再来月、あの女(ひと)は二日の出勤で、産休に入っちまうってのにっ…
あんまり、こんな風になっている気持ちを出したら…
楽天的なあの女(ひと)だ…
俺とのことも、軽くやってることなんだ…
きっと…
ウザイとか思われる…
ストーカー君…
だもんな…
でも…
だけどっ…
やっぱりっ…
少しでも、一緒に居たいっ…
散々迷った挙げ句、携帯を取り出す。
メールしよう…
でも…
上手く文章が作れない…
しつこ過ぎず、且つ、凄く一緒に居る時間が欲しいことを、訴えたい…
でも、寂しいとかじゃ、大袈裟に…
何度も、何度も、打ち直す…

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