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?…好き…?

第15章 食事…

彼女と彼女の子供と、ご飯を食べたり、彼女の子供を、知っているのは、俺ぐらいってことか…
嬉しいな…
「そっか(笑)頑張れお母さん(笑)」
「今日は、朝から色々忙しかったのに、この子ご飯ちゃんと食べないから…それだけで、ムダに時間取られちゃうし、ホントに疲れたぁ…」
「うんうん、その子に、ご飯ちゃんと食べさせるの、大変なのよくわかるよ~、そもそも、食べる気ないもんな(笑)」
「ホント、そうなのよぉ~…何でかしらねぇ…」
「親のアンタは、食べること、決して嫌いじゃない食べ方するのに、不思議なもんだよな(笑)ま、そういう歳なのかもな、も少し大きくなったら、違うんじゃない?」
「そうだと、いいんだけどぉ…」
愚痴る相手に、俺を選んでくれた。
喜んでいる、俺がいる。
友人をほったらかしで、結構話してしまった…
……………
少しでも、彼女と楽しく過ごしたい。
彼女が、笑顔で食事をしているのを、見たい。
俺は、一所懸命、子供に食事を促した。
たまの他人との外食だ。
子供がはしゃいだりするのも、分からなくはない。
俺の膝に座らせてみたり、俺がフォークやスプーンを持ち、口に運んでみたり、ちゃんとご飯をたべたらね、と食べたいと言うゼリーを取り上げたり、なんとか一食の量を、まともに食べさせようとした。
が、手強い相手だ…
「もうっ、いい加減にしなさいっ!もうっ、ジュースも終わりっ、そのゼリーもあげないっ!そんなご飯の食べ方で、時間ばっかり掛かってっ!何も出来ないわよっ!」
彼女の、堪忍袋の緒が切れた…
「もうっ、帰るわよっ」
楽しい、彼女達との食事時間に、終わりが告げられた…
俺は、彼女に半額程度のお金を渡した。

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