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?…好き…?

第15章 食事…

ファミレス○○○に着くと、やはり子供は、俺に飛び付いてくる。
「おんぶして~」
「うん?おんぶ?だっこ?どっちがいいの?」
「じゃ、だっこがいい~」
「よぉ~しっ、おいでっ」
正に飛び付いてくる。
「ヨイショッ」
だっこしてあげる。
「だいすき~」
何故だか、やっぱり気に入られているようだ。
店の中に入っても、時折俺の隣に座ってきたりするので、構ってやると、ゲラゲラと笑い、フザケ過ぎて、また食事をしなくなる程だった。
……………
そういえば、数日前のこと…
正直、近日は暇と云う暇は、全てと言っても過言ではないほど、彼女と過ごそうとしている俺だったが、彼女と勤務など、タイミングが合わず、何だかモヤモヤとしていて、彼女と過ごせないことを諦めて、久しぶりに男の友人と、遊びに行った。
……………
話はズレるが、俺の車に友人を乗せても、助手席に座らせることはない…
俺の車の助手席は家族、身内以外では、彼女しか乗せたことがない…
……………
目的地に着いてすぐ、携帯が鳴った。
あっ!
彼女だっ!
俺は、友人をほったらかして、電話に慌てて出た。
なんて失礼な奴だろう。
でも…
旦那が帰るか否か、際どい夕方から夜にかけての時間に、彼女からの電話…
出ずには、いられなかった。
「もしもし、どうしたの?こんな時間に?」
「今日、なんか疲れちゃって…」
「何?どしたん?」
「一日中、子供がちゃんとご飯食べてくれなくて…ホラッ!食べなさいっ!」
どうやら、夕飯の真っ最中らしい。
「相変わらずだな(苦笑)」
「もぉ~…ホントにヤんなっちゃう…この子がこんななの、分かってもらえるの、アナタだけだから、つい、愚痴りたくなっちゃったの」
俺だけ…

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