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?…好き…?

第15章 食事…

一週間以上会えなかった…
その間俺は…
退屈で…
つまらなくて…
寂しくて、寂しくて…
仕方なかった…
こんなに長いこと、彼女と会わなかったのは、彼女と知り合ってから、初めてかもしれない…
やっぱり…
彼女の顔が見られると、嬉しい…
朗らかに、ニッコリと笑った、彼女の顔を…
もう、月末近かった。
彼女が、戻ってきて、数日後の仕事帰り…
いつもの様に、喫煙所で一服してからの、職員駐車場…
「ねぇ、今日は○○駅まで、ドライブしないの?」
彼女お得意の、突然の誘いだ…
「マジで言ってんのぉ~?」
「うん、アナタすぐ車に乗らなかったし、急いでないのかな?って思って(笑)」
「そんな誘惑するなよぉ~(笑)」
そう言いながら…
心の中で…
ガッツポーズをしている、俺がいる…
「アンタはどうしてほしい?」
「○○駅ドライブ、行きましょっ(笑)」
「よし、行くかっ」
自分の車のドアに、ロックをする。
何気なく、辺りを見回す。
誰も居ないのを確認して、彼女の車の助手席に乗り込む…
久しぶりの、○○駅までのドライブに、出発だ…
彼女がニコニコとお喋りしてくれる。
俺は、流れる景色を見ながら、彼女の話を聞く。
時折、彼女の、横顔を見る。
とても…
心地よい時間…
この瞬間(とき)が、嬉しい…
そう長くない時間なのは、始めから分かってはいるが…
そういう嬉しい時間であればあるほど、すぐに時は過ぎてゆく…
○○駅にも大分近付いてしまった…
やっぱり…
この瞬間(とき)を無駄にしたくない…
彼女に話しかける。
「ねぇっ、あのさぁっ、手、繋いでいいっ?」
「あ、忘れてた」
彼女なりに、OKしてる様に、思った。

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