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?…好き…?

第13章 もう…

俺は…
もう二度と…
ない気がしている…
……………
それから暫く、何もない日々が続いた。
幾日過ぎた頃だろうか…
仕事を終え、喫煙所で一服し、着替えて職員駐車場へ下りる。
車に乗り込んだ彼女が、窓を開け声を掛けてくる。
「今日はドライブしないの?(笑)」
「マジで言ってんの?」
彼女はいったい…
何を考えているのだろう…?
そう思う俺がいた…
だが、また、彼女の車に乗って、○○駅へのドライブをすることになった。
「あ、もうこんな時間なのね」
「そりゃそうでしょ、あんなにのんびり一服してりゃ」
職員駐車場を出発した。
「そうだ、ガソリン入れて帰らなきゃ」
「オイオイ、時間大丈夫かよ(笑)」
車はいつものコースから外れ、ガソリンスタンドへと向かう…
ガソリンを入れると、いつものコースへと、戻ってゆく…
相変わらず、彼女はお喋りだ。
俺が、何かを口にする間もなく、話し続ける。
「あ、あそこにも寄りたかったんだっけ~」
「あそこってどこ?何か今日、寄り道多くね?」
俺は、時間が大丈夫なのか?と気になっていた。
普段なら、寧ろ彼女が、お迎えの時間を気にしている。
「うん、付き合ってもらおうと思って、誘ったの」
「はぃっ?何だよそれ?寄り道は予定外なんスけど…?」
彼女はお構い無しに、子供の為の物を買いに、店に寄った。
帰り道から外れてはいないが、やけにのんびりしている気がした。
買い物を済ませて、車は走り出す。
しばらく走ると、彼女は、コンビニに向かってウインカーを出す。
「あれ、また寄り道?」
「ん?そろそろ一服したいかなぁ~って、思って(笑)」
「あぁ、まぁしたいっちゃしたいけど…」
「そぉでしょぉ~(笑)」
コンビニに入ると、彼女は、普通に買い物を始めた。
ちょっとお菓子やジュース、ではない。
生野菜まで手に取り、普通に買い物をしている。
俺は、特に欲しい物もなかったので、彼女の好きなお菓子を買った。
時間…
大丈夫なのだろうか…?
買い物を済ませて、灰皿のところに行く。
そのコンビニには、灰皿のところに、椅子があった。
彼女を椅子に座らせた。
煙草を吸う…

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