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?…好き…?

第12章 2度目…

彼女、この前と違う…
今日は…
俺の為に…
してるだけ…?
正直、心が萎えてきた。
身体はかろうじて、感じていたが。
身体の気持ち良さだけで、腰を動かし続けた。
「…イクよ…」
「…ん…」
彼女の中で、イッた…
「…やっぱ…俺じゃ…ダメ…?」
口から出てしまった…
「……こと…かな…」
はっきり聞き取れなかった…
聞き返す勇気はない…
彼女はシャワーを浴びに行った。
一緒に浴びる気にはならなかった…
彼女が出てから、一人でシャワーを浴びる。
やっぱり…
この前と違う…
本当を言うと…
してる最中も…
ずっと…
思っていた…
彼女の身体は…
とても綺麗で…
可愛くて…
気持ち良くて…
だから…
確かに…
彼女と出来て…
嬉しくて…
幸せだった…
けれど…
入れた感じとか…
同じ人なのに…
こうも違うのかと…
初めて分かった…
多分彼女は…
感じていなかった…
感触が全く違った…
何でだろう…
今日…
何でしたんだろう…
ホテルを出る。
雨が強くなっていた…
「近くの駅でいいかしら?」
大分遅くなってきていた。
「あぁ…うん…そだね…」
彼女が帰る道を、ほんの僅か、逆に走り始めた。
雨は強まるばかり…
風も大分強くなってきた…
「○○駅じゃ、駄目なの?」
「ん…遅くなるけど…ま…別に…いいけど…」
「やったぁっ、じゃ○○駅まで行こっ!(笑)」
彼女は、コンビニの駐車場に車を突っ込んだ。
「Uターンっ!(笑)」
やけに、嬉しそうだ…
何考えてんだ…
この人…
エッチ…
冷めてる感じ…
だったのに…
俺のこと…
どうしたいんだ…?
俺…
何で…
このクソ雨なのに…
○○駅でいい…
なんて…
言っちゃったんだろう…

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