
?…好き…?
第7章 手術…
俺は、Tシャツと焼いたクッキーを持って行く。
病室に行き、こっそりベッドに、バッグごとTシャツを置いた。
今朝までは、麻酔も完全には切れてなく、トイレも付き添いが必要だった、とメールで聞いていたが、いつも通りの彼女だ。
俺は、ホッとした…
ただ、手術をした左胸から、廃液を流す為に管が出ており、その先に廃液を受けるパックが繋がっていた。
喫煙所に行ったり、暫く3人で過ごす。
俺は、誰とでも、3人でいるのはあまり得意ではない。
大概聞き役に回ってしまう。
それで、他の2人が話していると、自分が浮いている気がしてしまうからだ。
この日は尚更3人でいるのが嫌だった。
彼女が、上司に向かって話していると、つい、ヤキモチを妬いてしまう…
何だか、今日は、あまり長居したくない気持ちにさえなった。
俺…やっぱりこの人を…
「子供がね、この人にすごいなついてるんだよ、飛び付いて、沢山笑って遊ぶの」
彼女は上司に余計なことを喋る。
「そんなこと話さなくていんだよっっ」
まったく…
お喋りめ…
「でも、ほんと、入院するなら、こういうとこよね、職員の教育が出来てるし、美人やイケメンが多くて、目の保養になるわ~」
「んな話、聞きに来たんじゃないわっ」
どうせ俺は、イケメンじゃないよ…
これもヤキモチか…
こんなにヤキモチ妬くなんて…
イジけてる自分が情けなくなる…
時間も時間だし、そろそろ帰ろう、ということになった。
「ベッドの上のバッグ、持って来てよ、中身は出してね…」
彼女にだけ聞こえる様に言った。
「あ、もしかして、Tシャツ?」
彼女は部屋からバッグを取って来た。
「短パンは?」
「そんなん言ってなかったじゃんっ」
「Tシャツと言ったら、当然短パンもでしょ、ね~」
上司に向かって言う。
もうっ!
何で余計なことばっかりっ!
何考えてんだよっ!
せっかくこっそり渡してんのにっ!
上司に、あんまり仲がいいとか思われて、どっちかが、他の部署に飛ばされたりしたら、どうすんだよっ!
もう…
ホントに…
お喋りなんだから…
上司を車に乗せて、家に送る。
上司は夜勤明けだったので、俺の車で病院に行っていたのだ。
「あの人、余計なことばっか喋ってたな、子供がなついてるとかさ」
俺からあえて切り出した。
「駄目ですよ~、職場で不倫なんて~(笑)」
勿論彼のジョークだ。
病室に行き、こっそりベッドに、バッグごとTシャツを置いた。
今朝までは、麻酔も完全には切れてなく、トイレも付き添いが必要だった、とメールで聞いていたが、いつも通りの彼女だ。
俺は、ホッとした…
ただ、手術をした左胸から、廃液を流す為に管が出ており、その先に廃液を受けるパックが繋がっていた。
喫煙所に行ったり、暫く3人で過ごす。
俺は、誰とでも、3人でいるのはあまり得意ではない。
大概聞き役に回ってしまう。
それで、他の2人が話していると、自分が浮いている気がしてしまうからだ。
この日は尚更3人でいるのが嫌だった。
彼女が、上司に向かって話していると、つい、ヤキモチを妬いてしまう…
何だか、今日は、あまり長居したくない気持ちにさえなった。
俺…やっぱりこの人を…
「子供がね、この人にすごいなついてるんだよ、飛び付いて、沢山笑って遊ぶの」
彼女は上司に余計なことを喋る。
「そんなこと話さなくていんだよっっ」
まったく…
お喋りめ…
「でも、ほんと、入院するなら、こういうとこよね、職員の教育が出来てるし、美人やイケメンが多くて、目の保養になるわ~」
「んな話、聞きに来たんじゃないわっ」
どうせ俺は、イケメンじゃないよ…
これもヤキモチか…
こんなにヤキモチ妬くなんて…
イジけてる自分が情けなくなる…
時間も時間だし、そろそろ帰ろう、ということになった。
「ベッドの上のバッグ、持って来てよ、中身は出してね…」
彼女にだけ聞こえる様に言った。
「あ、もしかして、Tシャツ?」
彼女は部屋からバッグを取って来た。
「短パンは?」
「そんなん言ってなかったじゃんっ」
「Tシャツと言ったら、当然短パンもでしょ、ね~」
上司に向かって言う。
もうっ!
何で余計なことばっかりっ!
何考えてんだよっ!
せっかくこっそり渡してんのにっ!
上司に、あんまり仲がいいとか思われて、どっちかが、他の部署に飛ばされたりしたら、どうすんだよっ!
もう…
ホントに…
お喋りなんだから…
上司を車に乗せて、家に送る。
上司は夜勤明けだったので、俺の車で病院に行っていたのだ。
「あの人、余計なことばっか喋ってたな、子供がなついてるとかさ」
俺からあえて切り出した。
「駄目ですよ~、職場で不倫なんて~(笑)」
勿論彼のジョークだ。
