
?…好き…?
第36章 記憶…
何故そんなにも、腹が立ったのかは分からない。
それなのに見たことも、会ったこともない奴に、心の底から
『ふざけるな』
そう思った。
それと同時に、俺にこんな事を打ち明けてくれた彼女を、只の同僚ではなく、只の先輩でもなく、親しい友人と思い始めた…
それからは、あっという間だった気がする。
俺は、仕事の愚痴や悩み、プライベートな事も、他の誰にも話さない様な事まで、彼女に話すようになっていった。
職場での僅かな時間では足らず、電話もするようになっていった…
彼女は、快くそれを受け入れてくれた。
俺が
「旦那さんも小さい子供もいるのに、話に付き合わせて悪いね、ゴメンネ」
と言えば
「いいのよぉ、旦那はいつも帰り遅いし、お喋り相手が出来て楽しいわぁ」
と言ってくれた。
しかし、それを潰したのも彼女の夫だった。
ある時、彼女と俺が電話していたのを、(彼女は、彼女の寝室で話していて、大丈夫だと思っていたのだが)いったい誰と話しているんだ、何分電話しているんだ、と彼女を責めたらしい。
それからは、電話は控え目にして、時間も気を遣ってする様になった。
もっとも、俺は俺で、妻に言われないまでも、それと感じられる様な目で、見られていたのもあるが。
にしても、彼女の話を聞いている限り、彼女の夫は、彼女のする事を咎められる様な行いを、していないと感じられた。
そんな事を含めて、俺と彼女の仲は、急速に詰まっていった気がする。
初めて彼女を食事に誘った時、彼女は二つ返事で誘いに乗ってくれたっけ…
結局食事する場所が無くて、カラオケに行ったんだよな…
「カラオケはラ○ホでしょぉ」
あの時…
何で彼女はそんな事言い出したんだろう…?
俺は、その彼女の手を握ったんだよな…
それなのに見たことも、会ったこともない奴に、心の底から
『ふざけるな』
そう思った。
それと同時に、俺にこんな事を打ち明けてくれた彼女を、只の同僚ではなく、只の先輩でもなく、親しい友人と思い始めた…
それからは、あっという間だった気がする。
俺は、仕事の愚痴や悩み、プライベートな事も、他の誰にも話さない様な事まで、彼女に話すようになっていった。
職場での僅かな時間では足らず、電話もするようになっていった…
彼女は、快くそれを受け入れてくれた。
俺が
「旦那さんも小さい子供もいるのに、話に付き合わせて悪いね、ゴメンネ」
と言えば
「いいのよぉ、旦那はいつも帰り遅いし、お喋り相手が出来て楽しいわぁ」
と言ってくれた。
しかし、それを潰したのも彼女の夫だった。
ある時、彼女と俺が電話していたのを、(彼女は、彼女の寝室で話していて、大丈夫だと思っていたのだが)いったい誰と話しているんだ、何分電話しているんだ、と彼女を責めたらしい。
それからは、電話は控え目にして、時間も気を遣ってする様になった。
もっとも、俺は俺で、妻に言われないまでも、それと感じられる様な目で、見られていたのもあるが。
にしても、彼女の話を聞いている限り、彼女の夫は、彼女のする事を咎められる様な行いを、していないと感じられた。
そんな事を含めて、俺と彼女の仲は、急速に詰まっていった気がする。
初めて彼女を食事に誘った時、彼女は二つ返事で誘いに乗ってくれたっけ…
結局食事する場所が無くて、カラオケに行ったんだよな…
「カラオケはラ○ホでしょぉ」
あの時…
何で彼女はそんな事言い出したんだろう…?
俺は、その彼女の手を握ったんだよな…
