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じゃあ…
俺は…
何でこんな事しているんだろう…？
何でなんだ…？
どうしてなんだ…？
分からない。
放って置かれているなんて、思った事は１度もない…
なのに、何で俺は、こんな風に…
妻以外の女性と、過ごしているのだろう…？
彼女が元々病気持ちな上に、乳癌だの妊娠だの、出産だの子宮頚癌の手前だのと色々あって、心配だからか…？
…？…
何で俺は、こんな事考え込むんだ？
俺は何時も、男であろうが女であろうが、友達・友人と、カラオケだろうが食事だろうが、普通にしているじゃないか…？
肉体関係を持ったからか？
それくらいの事で？
違うっ…
それは、単なる遊び…
ただの浮気の筈…
なのに、何でだ…？
じゃあ…
どうしてなんだ…？
分からない…
分からねぇよっ…
ただ１つ言える事は、理由は分からなくても、こうして彼女と過ごす時間(とき)は、俺にとって、何にも代えがたい時間(とき)だと思う…
……………
さて、食事も済み、食後の一服も大分長引いた。
彼女は、子供達を家に残して出て来ている。
そろそろ、いい時間だ…
今日の時間(とき)は、もう終り…だ…
「んじゃ、行きますかね」
「そうねぇ」
再び、彼女を助手席に乗せる。
彼女を送り届けに出発だ。
彼女の家の近くの、路駐しやすいあの場所へ…
そう、あの日初めて彼女と唇を重ねた…
あの場所へ…
彼女のお喋りを聞きながら、車を走らせる。
俺は、我慢出来なかった、とでも云うのか、彼女の手を握った…
あの場所に、間もなく到着する。
「なぁ…、子供が大きくならなきゃ、あまり時間も取れないだろうけど、時間…、取れる様になったら、もっと相手にしてくれるか…？」
言っている内に、到着した。