
?…好き…?
第33章 また手術…
会いたい…
『会いたいよ』
たった一言、それを言えば、彼女のお迎えの帰り道、○○駅から彼女の家に向かう途中の、何度か寄ったあのコンビニ辺りなら間に合うかも知れない…
なのに…
その一言を、発する勇気は、俺には無かった…
もう言っていたお迎えの時間になった。
しかし、彼女はまだ喋り続けてる。
まるで、俺の居場所が分かっているかの様に。
俺に
『会いたいよ』
と言う機会(チャンス)を、与えてくれているかの様に。
そんなワケはないのに、そう都合良くも、考えてしまう俺がいた…
でも、その言葉を発するのは…
怖かった…
いきなり、約束も無く…
彼女の家の傍に…
『ストーカー君』…
何時かの彼女の言葉が、胸に突き刺さっていた…
「おい、もう時間だろ?5分位過ぎたんじゃないのか?」
「うん、大丈夫ぅ、もぅ行くわよぉ」
「ん…、じゃ、行ってらっしゃいっ」
「ハ~イ」
努めて明るく話した。
「んじゃ、またね、お迎え行く前に、悪かったね」
「ううん、退屈だったからぁ」
「暇つぶし位にはなったかい?」
「うん、なったなった」
「そっか、なら良かった、じゃ、またね」
「ハ~イ…、じゃぁねぇ…」
彼女との電話を切る時、何時も何だか切りづらい。
彼女の声のトーンが下がる気がする。
彼女は、もっと話していたい?
そんな筈…
あるワケないか…
馬鹿馬鹿しい。
でも、何となく切りづらいのは、本当だ。
話していたいのは、俺の方か…
でも結局、彼女の家の、最寄り駅である○○駅まで来てしまった。
なのに、俺は
『会いたい』
それが言えなかった。
彼女に、嫌なヤツになるのが怖かった…
しかし、駅近くのこの道、付近の路地は俺には全く分からない。
『会いたいよ』
たった一言、それを言えば、彼女のお迎えの帰り道、○○駅から彼女の家に向かう途中の、何度か寄ったあのコンビニ辺りなら間に合うかも知れない…
なのに…
その一言を、発する勇気は、俺には無かった…
もう言っていたお迎えの時間になった。
しかし、彼女はまだ喋り続けてる。
まるで、俺の居場所が分かっているかの様に。
俺に
『会いたいよ』
と言う機会(チャンス)を、与えてくれているかの様に。
そんなワケはないのに、そう都合良くも、考えてしまう俺がいた…
でも、その言葉を発するのは…
怖かった…
いきなり、約束も無く…
彼女の家の傍に…
『ストーカー君』…
何時かの彼女の言葉が、胸に突き刺さっていた…
「おい、もう時間だろ?5分位過ぎたんじゃないのか?」
「うん、大丈夫ぅ、もぅ行くわよぉ」
「ん…、じゃ、行ってらっしゃいっ」
「ハ~イ」
努めて明るく話した。
「んじゃ、またね、お迎え行く前に、悪かったね」
「ううん、退屈だったからぁ」
「暇つぶし位にはなったかい?」
「うん、なったなった」
「そっか、なら良かった、じゃ、またね」
「ハ~イ…、じゃぁねぇ…」
彼女との電話を切る時、何時も何だか切りづらい。
彼女の声のトーンが下がる気がする。
彼女は、もっと話していたい?
そんな筈…
あるワケないか…
馬鹿馬鹿しい。
でも、何となく切りづらいのは、本当だ。
話していたいのは、俺の方か…
でも結局、彼女の家の、最寄り駅である○○駅まで来てしまった。
なのに、俺は
『会いたい』
それが言えなかった。
彼女に、嫌なヤツになるのが怖かった…
しかし、駅近くのこの道、付近の路地は俺には全く分からない。
