
?…好き…?
第33章 また手術…
「でもねぇ、出血が多めみたいで、貧血気味なのぉ、なんか生臭いしぃ」
「血が出てんだもん、多少臭ったりしても、しゃあねぇだろ、けど大丈夫なのか?それで」
「大丈夫大丈夫ぅ」
「で?いつから働けるのさ?」
「手術から1週間で、先生に見てもらってぇ、OKが出れば」
「そっか、じゃ、今月イッパイ休み、って事か」
もう数日後の事だが、今暫く職場では会えないのか…
彼女と話してる内、俺は家に帰る近道からは逸れ、遠回りし始めていた。
「そういうことねぇ」
「しかし、今回はケーキの1つも持ってけなかったし、退院しちゃったし、今更見舞いでもねぇよな、血ィ出てんじゃ、あまり出歩けねぇだろうし…」
「子供達、保育園の間は暇してるけどねぇ」
「あっそうなの?そんな感じの体調だし、家に居るのに保育園出してんだ?出歩いて平気なの?」
「うん、普通に送り迎えしてるよぉ」
ここまで、幾つかの交差点で曲がりさえすれば、家に向かう筈だった。
だが俺は、その道を直進し続けていた…
もう、遠回りどころではない。
俺は、時計を見ながら彼女と話す。
「ほんじゃぁ、あと20分もしたら、お迎え出発って感じカナ?」
「そうゆうことぉ~」
そのままお喋りをしていた。
道路は少し、渋滞気味だ。
彼女が保育園のお迎えに出る前に…
彼女の体調がそんな感じなら…
なんだったら、俺の車でお迎えに…?
バカか俺は?
何を考えてる?
言っていた時間まで、あと5分程しか無くなった。
「もうそろそろ、お迎え出発だね」
「そうねぇ、支度してるぅ」
そう、俺はすっかり○○駅に向かって走っていた…
でも…
彼女が保育園のお迎えに行く時間には、もう間に合わない…
「血が出てんだもん、多少臭ったりしても、しゃあねぇだろ、けど大丈夫なのか?それで」
「大丈夫大丈夫ぅ」
「で?いつから働けるのさ?」
「手術から1週間で、先生に見てもらってぇ、OKが出れば」
「そっか、じゃ、今月イッパイ休み、って事か」
もう数日後の事だが、今暫く職場では会えないのか…
彼女と話してる内、俺は家に帰る近道からは逸れ、遠回りし始めていた。
「そういうことねぇ」
「しかし、今回はケーキの1つも持ってけなかったし、退院しちゃったし、今更見舞いでもねぇよな、血ィ出てんじゃ、あまり出歩けねぇだろうし…」
「子供達、保育園の間は暇してるけどねぇ」
「あっそうなの?そんな感じの体調だし、家に居るのに保育園出してんだ?出歩いて平気なの?」
「うん、普通に送り迎えしてるよぉ」
ここまで、幾つかの交差点で曲がりさえすれば、家に向かう筈だった。
だが俺は、その道を直進し続けていた…
もう、遠回りどころではない。
俺は、時計を見ながら彼女と話す。
「ほんじゃぁ、あと20分もしたら、お迎え出発って感じカナ?」
「そうゆうことぉ~」
そのままお喋りをしていた。
道路は少し、渋滞気味だ。
彼女が保育園のお迎えに出る前に…
彼女の体調がそんな感じなら…
なんだったら、俺の車でお迎えに…?
バカか俺は?
何を考えてる?
言っていた時間まで、あと5分程しか無くなった。
「もうそろそろ、お迎え出発だね」
「そうねぇ、支度してるぅ」
そう、俺はすっかり○○駅に向かって走っていた…
でも…
彼女が保育園のお迎えに行く時間には、もう間に合わない…
