
?…好き…?
第33章 また手術…
……………
あっという間に時は流れ、彼女は入院した。
最近、俺は仕事で今年度になって携わっている委員会の事などもキツく、何故か体調もイマイチで、何もかもにほとほと嫌気がさしていた。
何もかも。
1つだけ当てはまらない。
そう、彼女だ。
なのに、彼女は入院してしまった。
仕事に出ても、本当に何もかも楽しくない。
そして、寂しくて寂しくて仕方がなかった。
家に帰れば、愛する家族が待っているのに。
帰っても、何かが満たされない気がした。
彼女にメールをした。
『今回の入院は短いし、ケーキ持っていく暇もなくて、つまんないな』
彼女の状況が気になった。
手術は無事済んだのか、術後順調なのか。
彼女からの返信は無かった…
しかし、特に問題があって休養が長引いたりする様な、そういう連絡が職場に入っている風でもなかった。
彼女が、入院前にどれぐらい休む事になりそうか、言っていた日数はそろそろ経つ。
仕事の帰りが早かったその日、俺は車に乗り込むと、恐る恐る彼女に電話した…
少し前に何かで電話した時に、既に気が付いてはいたのだが、以前のメロディーではない…
普通の呼び出し音だ…
やっぱりだ…
あのメロディーじゃあ…
ない…
たかが電話の呼び出し音に、俺は動揺していた…
トゥルルルルル…
「はいもしもぉしぃ」
直ぐに彼女は電話に出た。
俺は少し安心したのだろうか、自分でもあまり意識しなかったのだが自然に、フゥッ、と小さく息が洩れた。
「あっ、もしもし、電話大丈夫?」
「うん、大丈夫よぉ~」
「どうよ、体調は?元気?」
「うん、元気よぉ」
「そっか、なら良かった」
彼女に話している言葉より、心の中では大きく、そして重く、良かった、と思っていた。
あっという間に時は流れ、彼女は入院した。
最近、俺は仕事で今年度になって携わっている委員会の事などもキツく、何故か体調もイマイチで、何もかもにほとほと嫌気がさしていた。
何もかも。
1つだけ当てはまらない。
そう、彼女だ。
なのに、彼女は入院してしまった。
仕事に出ても、本当に何もかも楽しくない。
そして、寂しくて寂しくて仕方がなかった。
家に帰れば、愛する家族が待っているのに。
帰っても、何かが満たされない気がした。
彼女にメールをした。
『今回の入院は短いし、ケーキ持っていく暇もなくて、つまんないな』
彼女の状況が気になった。
手術は無事済んだのか、術後順調なのか。
彼女からの返信は無かった…
しかし、特に問題があって休養が長引いたりする様な、そういう連絡が職場に入っている風でもなかった。
彼女が、入院前にどれぐらい休む事になりそうか、言っていた日数はそろそろ経つ。
仕事の帰りが早かったその日、俺は車に乗り込むと、恐る恐る彼女に電話した…
少し前に何かで電話した時に、既に気が付いてはいたのだが、以前のメロディーではない…
普通の呼び出し音だ…
やっぱりだ…
あのメロディーじゃあ…
ない…
たかが電話の呼び出し音に、俺は動揺していた…
トゥルルルルル…
「はいもしもぉしぃ」
直ぐに彼女は電話に出た。
俺は少し安心したのだろうか、自分でもあまり意識しなかったのだが自然に、フゥッ、と小さく息が洩れた。
「あっ、もしもし、電話大丈夫?」
「うん、大丈夫よぉ~」
「どうよ、体調は?元気?」
「うん、元気よぉ」
「そっか、なら良かった」
彼女に話している言葉より、心の中では大きく、そして重く、良かった、と思っていた。
