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?…好き…?

第32章 ドライブ…

心地いい…
何でこんなに、どうと云う事のない状況が、心地いいのだろう…
○○駅まで、3分の1ほど走った頃だろうか、彼女はコンビニに車を着けた。
「あれ?どうしたの?時間大丈夫なのかよ?」
「アナタもそろそろ一服したいかな?って思って(笑)」
「まあ、それはあるけど…」
「道空いてるし、大丈夫よ(笑)ここ、いつもの喫煙ポイントなの(笑)」
考えてみれば、以前とは走っている時間帯が違うのだ。
このコンビニまで、かかっている時間も違うのは確かだった。
2人で一服した。
「今日は寒いわねっ(笑)」
「言えてる(笑)」
吸い終わると、直ぐに車に乗り込んだ。
○○駅までのドライブが再開した。
勿論彼女のお喋りもだ。
「ここのコンビニも灰皿あるから喫煙ポイントなのよぉ」
信号待ちで停まった傍にある、コンビニを彼女が指差す。
「最近灰皿ないコンビニも多いもんな~、灰皿あるトコ選んじゃうの分かる分かる(笑)」
などと話してる内に、○○駅が近づいてくる。
楽しい時間(とき)もあと僅かだ…
「今日は子供達小児科に連れてくんだぁ~、上の子アレルギーもあるから、続けて飲んでる薬もあるし~」
ますます時間が残り少ないのが、明らかになった。
楽しい時間(とき)は、どうしてこうもあっという間なのだろう…
○○駅まで、10分とかからない所まで来た。
「もうすぐ着いちゃうな…」
俺は呟く様に、発していた。
何時かの彼女は、その台詞に、俺の手を取った。
それを望んでいたワケではないが、彼女は何もしてはこない。
ほどなくして、○○駅傍の、彼女が子供達を迎えに行く為の駐車場に到着した…
「着いちゃったね、そいじゃ、帰るね」
「待ってなさいよ」
…!?…

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