
?…好き…?
第30章 寄り道…
彼女に付いて喫煙所に行く。
その店の喫煙所は外だった。
煙草を吸い始めた。
「寒いし、自動販売機もないわね、前はある所だったのに、変わったのよね」
「しゃあねぇよ、自販機置いてあるトコで、苦情でも出たんじゃね、スモーカーは肩身狭ぇよな」
「ねぇ、中入ろっか?中の店に喫煙席あるみたいよ」
「いや、でも俺、金あんまねぇし…」
時間も気になっていた。
「奢るわよ」
「え?でも悪いよ…」
「気にしないで、さっき言ったでしょ、今日はお金浮いたから大丈夫」
「いや、でも…、いいの?」
「アナタだって、おこずかい制なんだから、大変でしょ(笑)」
「分かった、そこまで言ってくれるなら、今日は有り難く、世話になるよ(笑)」
決して、お金に余裕がある筈ではない彼女が、こうまで言って誘ってくれている。
俺が断るとは、思っていなかったのだろう。
実際俺は、断る事は出来なかった。
もう少し…
もう少しだけ…
でも…
彼女の奢りとなると…
しかも…
本当は、彼女の旦那の食べ物を、買う筈だったお金…
ホントに…
いいのカナ…?
気が引けた、と同時に、そうまでして、とも思えていた…
店に入る。
注文カウンターに2人で並ぶ。
この光景は、他人の目には、どう映るのだろう。
恋人…?
夫婦…?
不倫…?
何を考えているんだ俺は…?
飲み物だけ、注文しようかと、彼女に向かってコレかな?と指差しかけると
「軽く何か食べましょ、遠慮しないで」
と、言われた。
「いいの?足出ちゃうんじゃ…」
「コレくらいなら、平気よ」
「じゃ…、じゃあ…」
本当に軽いものだが、一つ選んで店員に告げる。
彼女も続いて注文した。
その店の喫煙所は外だった。
煙草を吸い始めた。
「寒いし、自動販売機もないわね、前はある所だったのに、変わったのよね」
「しゃあねぇよ、自販機置いてあるトコで、苦情でも出たんじゃね、スモーカーは肩身狭ぇよな」
「ねぇ、中入ろっか?中の店に喫煙席あるみたいよ」
「いや、でも俺、金あんまねぇし…」
時間も気になっていた。
「奢るわよ」
「え?でも悪いよ…」
「気にしないで、さっき言ったでしょ、今日はお金浮いたから大丈夫」
「いや、でも…、いいの?」
「アナタだって、おこずかい制なんだから、大変でしょ(笑)」
「分かった、そこまで言ってくれるなら、今日は有り難く、世話になるよ(笑)」
決して、お金に余裕がある筈ではない彼女が、こうまで言って誘ってくれている。
俺が断るとは、思っていなかったのだろう。
実際俺は、断る事は出来なかった。
もう少し…
もう少しだけ…
でも…
彼女の奢りとなると…
しかも…
本当は、彼女の旦那の食べ物を、買う筈だったお金…
ホントに…
いいのカナ…?
気が引けた、と同時に、そうまでして、とも思えていた…
店に入る。
注文カウンターに2人で並ぶ。
この光景は、他人の目には、どう映るのだろう。
恋人…?
夫婦…?
不倫…?
何を考えているんだ俺は…?
飲み物だけ、注文しようかと、彼女に向かってコレかな?と指差しかけると
「軽く何か食べましょ、遠慮しないで」
と、言われた。
「いいの?足出ちゃうんじゃ…」
「コレくらいなら、平気よ」
「じゃ…、じゃあ…」
本当に軽いものだが、一つ選んで店員に告げる。
彼女も続いて注文した。
