
?…好き…?
第30章 寄り道…
彼女が寄りたいと言っていた店に到着する。
2人で飲食店ではなく、買い物をするような店に入るのは、彼女の産休前にスーパーに行った以来な気がする。
何ヶ月経っているのだろう…
彼女のショッピングに付いて廻る。
彼女が商品を手に取って見ていると、女性店員に声を掛けられた。
彼女が店員と話して、買う品物を決めた。
女性が持つには、軽いが大きい商品だった。
レジに案内しようと、まだその女性店員が側にいる。
「ハイッ、お父ちゃんコレ持ってっ」
彼女がそう言って、商品を俺に差し出す。
「えっ?あっ?あいよっ」
初めから、買い物を手伝うつもりではいた。
しかし、彼女の言葉に、どぎまぎしてしまった。
お父ちゃん…
もしも…
俺と彼女が…
そうだったら…
そう…
呼ばれるのか…な…
何考えてんだっ…?
俺はっ…?
レジに行き、会計を済ませる。
駐車場へと荷物を運んだ。
お父ちゃん…
か…
こんな些細な言葉に、何故だか嬉しくなっている様な俺自身に、俺は軽く首を横に振った。
馬鹿か…俺は…?
さぁ…
楽しいショッピングも終わりだ…
後は送ってもらって、愛する家族の待つ家に帰るのだ…
「ねぇ?」
「ん?何?」
『お父ちゃん』
の余韻で、彼女の声掛けに、俺はドキリとしながら答えた。
「喫煙所でタバコ吸ってかない?」
俺は携帯を取り出し、時間を見た。
正直、帰りの時間も気にはなったが、彼女は俺が断るとは、思っていないだろう。
それに、俺自身…
もう少し…
もう少しだけ…
「あぁ…、いいよ」
それにしても、何でワザワザ
『お父ちゃん』
なんて…
何も呼び掛けず
『持って』
で、いいんじゃないか…?
俺は、いつまでもそんな些細な事が、頭の中を駆け巡っていた。
2人で飲食店ではなく、買い物をするような店に入るのは、彼女の産休前にスーパーに行った以来な気がする。
何ヶ月経っているのだろう…
彼女のショッピングに付いて廻る。
彼女が商品を手に取って見ていると、女性店員に声を掛けられた。
彼女が店員と話して、買う品物を決めた。
女性が持つには、軽いが大きい商品だった。
レジに案内しようと、まだその女性店員が側にいる。
「ハイッ、お父ちゃんコレ持ってっ」
彼女がそう言って、商品を俺に差し出す。
「えっ?あっ?あいよっ」
初めから、買い物を手伝うつもりではいた。
しかし、彼女の言葉に、どぎまぎしてしまった。
お父ちゃん…
もしも…
俺と彼女が…
そうだったら…
そう…
呼ばれるのか…な…
何考えてんだっ…?
俺はっ…?
レジに行き、会計を済ませる。
駐車場へと荷物を運んだ。
お父ちゃん…
か…
こんな些細な言葉に、何故だか嬉しくなっている様な俺自身に、俺は軽く首を横に振った。
馬鹿か…俺は…?
さぁ…
楽しいショッピングも終わりだ…
後は送ってもらって、愛する家族の待つ家に帰るのだ…
「ねぇ?」
「ん?何?」
『お父ちゃん』
の余韻で、彼女の声掛けに、俺はドキリとしながら答えた。
「喫煙所でタバコ吸ってかない?」
俺は携帯を取り出し、時間を見た。
正直、帰りの時間も気にはなったが、彼女は俺が断るとは、思っていないだろう。
それに、俺自身…
もう少し…
もう少しだけ…
「あぁ…、いいよ」
それにしても、何でワザワザ
『お父ちゃん』
なんて…
何も呼び掛けず
『持って』
で、いいんじゃないか…?
俺は、いつまでもそんな些細な事が、頭の中を駆け巡っていた。
