
?…好き…?
第30章 寄り道…
………
その日の昼休み、彼女は旦那に赤ちゃんを看させると、ロクに世話をしない、いつもオムツもほったらかしにしたりするから、赤ちゃんのお尻が赤くなったりする、なんて話をしていた。
昼休みが終わる間際の事だ。
「旦那にちゃんと面倒見ておいてね、って言ったわよぉ」
何故だか、無性にイラついた。
日頃、旦那と会話がない、なんて彼女は言っているが、普通に夫婦の会話をしているじゃあないか。
なんだ…?
俺…
妬いているのか…?…
俺は立ち上がりながら
「ふぅ~ん…、仲がよろしい事でっ…」
そう口走っていた。
「は?何言…」
彼女が喋るのを聞ききらないまま、俺は背を向け、歩き出していた。
そして、公園で彼女の話しが途切れた時。
「今日さ…、我ながら変なこと言っちまったなぁ…、って…」
「あ~、仲が良い、ってやつ?」
「あぁ…」
「何言ってんのかと思ったわよ」
「なんか…さ…、会話無い、とか言うけど、仲良くしてんじゃん?とか思っちゃって…」
「アタシが旦那に話すのなんて、指示とか命令するだけよ」
「ホントかぁ?んじゃ訊くけど、いつか言ってたみたいに、俺とのが仲良くしてるって~のか?」
「そうよぉ~、当たり前じゃなぁ~い」
………
ホントに分からない女(ひと)だよ…
俺が…
求めている事…
絶対分かってるクセに…
触れても…
止めはしない…
でも…
一頃の様に自分からそういう事はしてこない…
なのに…
こうやって…
時間もあまり無いというのに…
ワザワザ俺の車乗り込んで…
2人で煙草を吸って…
その上、この期に及んで、旦那より仲良くしてる…
って…
分からねぇ…
分からねぇよぉ…
………
その日の昼休み、彼女は旦那に赤ちゃんを看させると、ロクに世話をしない、いつもオムツもほったらかしにしたりするから、赤ちゃんのお尻が赤くなったりする、なんて話をしていた。
昼休みが終わる間際の事だ。
「旦那にちゃんと面倒見ておいてね、って言ったわよぉ」
何故だか、無性にイラついた。
日頃、旦那と会話がない、なんて彼女は言っているが、普通に夫婦の会話をしているじゃあないか。
なんだ…?
俺…
妬いているのか…?…
俺は立ち上がりながら
「ふぅ~ん…、仲がよろしい事でっ…」
そう口走っていた。
「は?何言…」
彼女が喋るのを聞ききらないまま、俺は背を向け、歩き出していた。
そして、公園で彼女の話しが途切れた時。
「今日さ…、我ながら変なこと言っちまったなぁ…、って…」
「あ~、仲が良い、ってやつ?」
「あぁ…」
「何言ってんのかと思ったわよ」
「なんか…さ…、会話無い、とか言うけど、仲良くしてんじゃん?とか思っちゃって…」
「アタシが旦那に話すのなんて、指示とか命令するだけよ」
「ホントかぁ?んじゃ訊くけど、いつか言ってたみたいに、俺とのが仲良くしてるって~のか?」
「そうよぉ~、当たり前じゃなぁ~い」
………
ホントに分からない女(ひと)だよ…
俺が…
求めている事…
絶対分かってるクセに…
触れても…
止めはしない…
でも…
一頃の様に自分からそういう事はしてこない…
なのに…
こうやって…
時間もあまり無いというのに…
ワザワザ俺の車乗り込んで…
2人で煙草を吸って…
その上、この期に及んで、旦那より仲良くしてる…
って…
分からねぇ…
分からねぇよぉ…
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